フランシスコのブログ

聖ピオ十世会のミサに与るカトリック信者のブログです

ロード・マイトレーヤとか

 1982年にあるスピリチュアルな雑誌を営むベンジャミン・クレームという人物が、2か月以内にキリストが再臨すると予言しました。そこでは、キリストの別称を「マイトレーヤ」(日本語に普通に訳すと弥勒菩薩)とも呼んでいました。勿論、こんなことは起きませんでした。

 それから、あーだこーだ、いろんな予言や主張をしながら、ベンジャミン・クレームは、2016年に亡くなってしまいました。要するに、何にも起きませんでした。シェア・インターナショナルという雑誌に集う、このスピリチュアリストの集団は、人騒がせなオカルトの団体に過ぎませんでした。

 それを聖書に予言された反キリストだと言い出したのが、リトル・ぺブルです。リトル・ぺブルの主張によると、ベンジャミン・クレームの団体の「ロード・マイトレーヤ」こそが反キリストで、ベンジャミン・クレームは、その12使徒のうちの一人だ、ということでしたが・・・。

 実在したかさえ怪しい「ロード・マイトレーヤ」でしたが、仮に実在したとして、今は何歳になるのでしょうか? 1982年に再臨予定ですから、当時33歳だったと仮定して、今は、75歳の高齢者ですよね。75歳の反キリストの再臨ですか? いまだにロード・マイトレーヤが反キリストだ、とか言っている連中は、そういう主張をしていることになります。

 ちなみに、この手のカトリック系カルトは複数ありますが、リトル・ぺブルはそういう主張をしていますが、マリア・ディバイン・マーシーはそんなことを言っていません。当然ですよね。自分の願望や思ったこと、カルトビジネスに有利なことを、聖母のメッセージだとして語っているだけなのですから。本物の聖母からメッセージを受けているわけではありませんので、言うところも、それぞれの偽預言者でチグハグになります。

スクリーンショットの出典は、反キリスト=マイトレーヤ | takashi55hasegawaのブログより)

 

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